何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

第2回「あいうえお作詩」に挑戦してみる

 

一ヶ月ほど前、「あいうえお作詩」というものに挑戦してみた。

「あいうえお作詩」とはどういうものかというと、各行の頭を「あ」「い」「う」「え」「お」から始めて詩をつくっていくという、一種の言葉遊びだ。

私はこれを五七五七七の短歌風につくった。具体例として、前回つくった「ア行」の詩を引用すると、

  あなたから

  いただいた物は

  埋めました

  えなりかずき

  お人形とか

というもので、各句の頭を縦読みすると「あいうえお」になる。(ほかの行も読んでみたいというヒマな人は、下の記事をどうぞ)

 

paperwalker.hatenablog.com

  

まあ、言葉遊びなので意味はあまりない。(なので、「えなりかずきのお人形」がどういうものなのか、深く追求しないように)

 

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前回やってみて、難しかったけどおもしろかったので、調子に乗ってもう一回やってみた。

すんなりできたものもあるし、乾いた雑巾をさらにしぼるようにしてなんとか言葉を出したものもある。(「しりとり」と同じで「る」が難しい)

ではしばらくお付き合いください。

 

愛してる

言えば言うほど

嘘になる

エデンの園

追われた二人は

 

カメムシ

嫌われてるの

臭いから

けれどそういう

昆虫だもの

 

さわられて

したくなったら

するだけよ

セックスなんて

そんなものでしょ?

 

「例えばさ、

超能力が

使えたら……」

ていう話なら

父さんにして

 

何時なの?

日曜の朝

ぬくぬくと

寝床の中で

伸びをする人

 

灰色の

抽出しの中

古い写真

へその緒の箱

本当の母

 

まあだだよ

みんなは母さん

迎えきて

目を開けたとき

もう僕ひとり

 

ヤフオク

夢にまで見る

欲深し

 

ラクダには

リンゴをあげる

ルールなら

レンタルするのは

ロバでいいかも