何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

続・明日は我が身

前回の記事で老人は賃貸住宅が借りにくいということに触れたのだが、もう少し具体的なことが知りたいと思っていたところ、こんな本を見つけた。 太田垣章子『老後に住める家がない! 明日は我が身の“漂流老人”問題』(ポプラ新書、2020) 著者の太田垣章子(…

明日は我が身

先日こんなニュースを読んだ。 headlines.yahoo.co.jp 簡単に要約すれば、不動産業者や家主は、一人暮らしの老人に部屋を貸したくないということだ。 一番の問題はやはり孤独死で、すぐに発見されなかった場合や、遺体や遺品の引き取りでもめるケースなど、…

「俺は長男だから……」

いつも利用している動画配信サービスで、いま『鬼滅の刃』を再配信している。 リアルタイムの時には、そのおもしろさに気付くのが遅れて、終わりの方の3、4回しか見ることができなかったので、いま毎日楽しみに視聴している。 漫画の方は買うかどうか検討中…

「問い」を見つける

高校まではよく勉強していたと思うが、大学に入ってからはあまり勉強したという実感がない。 といっても、遊びまわっていたわけではない。高校までの「勉強」と、大学以降のそれとでは性質が違うから、同じこととは思えないのだ。 高校までの勉強は基本的に…

終わりよければ

昨年末、とても興味深く読んだ記事がある。 news.denfaminicogamer.jp 『ジャンプ』の編集長OBである鳥嶋和彦さんと矢作康介さんを含めた座談会で、『ジャンプ』に関する裏話や漫画論が盛りだくさんでおもしろく、また考えさせられる。 なかでも一番印象的だ…

ブックオフ事情

今年もすでに2週間過ぎてしまった。早い。早すぎる。 そういえば、今年もブックオフの「ウルトラセール」に行かなかった。 今年は時間もあったし、天気も良かったので行くつもりだったのだが、当日になって気持ちがグズグズになって結局行かなかった。セール…

鈴木さんの本

元日から早くも「古本病」の発作が起こり、ヤフオクでこんなものを買ってしまった。『百家短編集』と題した本が7冊と、『諸家説苑』と題した本が4冊、計11冊のセットだ。 私はネットで古本を買うとき、知らない著者や内容がよくわからないタイトルの場合は事…

支えるもの

元日と2日は仕事だった。そして3日から3連休。 2日、仕事から帰ってきて、夜中から明け方までひたすら無料配信のアニメを見続ける。3日、起きたのは昼過ぎ。今度はひたすら無料の漫画を読み続ける。 怠惰だ。怠惰にも程がある。 その無料漫画の中に『ヒカル…

新年の挨拶

何となく、 今年はよい事あるごとし。 元日の朝晴れて風無し。 (石川啄木) あけましておめでとうございます。 旧年中はたいへんお世話になりました。 今年もよろしくお願いします。 ……と、挨拶も済んだところで、今年のこのブログのことを考えてみる。 と…