何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

帰ってきた「あいうえお短歌」

いまから3年ほど前、このブログでこんなことをやっていた。 paperwalker.hatenablog.com 「あいうえお作詩」というのは一種の言葉遊びで、各行の頭の文字を五十音順にして詩を作っていくというものである。大喜利の「あいうえお作文」みたいなものだ。 私は…

只管打読

前回、京極夏彦の『鉄鼠の檻』を再読しているという話をした。(まだ読み終わってない) その際、事実確認のためにいろいろネットで調べていたら、「百鬼夜行シリーズ」(京極堂シリーズ)の最新長編『鵼の碑(ぬえのいしぶみ)』が来月刊行されるという情報…

再読のジレンマ

去年から気が向いたときにぽつりぽつりと京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」(京極堂シリーズ)を再読している。 いま読んでいるのは第4長編の『鉄鼠の檻』(講談社、1996)である。 順番通りに読んでいるわけではないので、この作品を読み終われば長編は残すと…

家を建てる

去年の夏にこんな記事を書いた。 paperwalker.hatenablog.com 私が住んでいる地区の古い家が解体されたという、ただそれだけの話である。 その家の跡地はしばらく放っておかれて雑草だらけになっていたのだが、今年に入ってからきれいに整地された。その際に…