何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『人として軸がぶれている』

最近、仕事以外の時間には、たいていアニメや昔の特撮なんかを見て時間を潰している。 読む気も書く気も起こらない。怠惰かつ無為な日々だ。 まあ、以前からそんなものだったのだけれど、最近はちょっとひどい。 俺はいったい何をしたいのか。 ダメだな。こ…

昆虫幻想

ある夏の晩、仕事の帰りにコンビニに寄りました。 買い物を済ませ、バイクのエンジンをかけようとしたとき、なにげなく駐車場に停めてある車に目をやりました。そしてふと思ったのです。 「最近の車って、なんか虫っぽいなあ」 フォルクスワーゲンの「ビート…

トカトントン

ブログを一年も続けていると「そういえば最近、あのブログの新着記事を見ないな……」ということがしばしばある。 見に行ってみると、だいぶ前に更新が途絶えている。 「やめちゃったのかな」と思うと、ちょっと寂しくなる。好きだったブログはもちろんだが、…

日傘少女

去年の夏のこと。 日差しの強い午後、とある住宅街をバイクで走っていると、下校中の小学生に出会った。高学年らしい女の子の3人組で、仲良くおしゃべりしながら歩いていたのだが、私は思わず二度見してしまった。 女の子の1人が日傘をさしていたからだ。 (…

ブログと広告

ときどき「自分のブログに貼られる広告が嫌なので、無料版から有料版(pro)に変えた」というような記事を見かける。 そういうのを読むと「そういえば自分の記事にも広告あったな」と思い出す。普段はぜんぜん意識していないし、無頓着だ。 あらためて自分の…

金魚屋古書店

駅の方から川沿いの長い道を歩いてくると、左手に一軒の古本屋が見えてくる。 昭和の雰囲気を色濃く残したその店の名前は「金魚屋古書店」。漫画専門の古本屋だ。 引き戸を開けて中に入ると左手すぐに帳場があって、ショートカットが似合う店長代理の菜月さ…

結婚の条件

また婦人雑誌の付録を買ってしまった。 今回のはずっと時代が新しく、昭和40年代のものなのだが、そのテーマがおもしろい。 『婦人公論』8月特別号付録『全国一流企業150社 独身男性情報』(1972)というものだ。 結婚生活は愛情だけではやっていけない。経…