最近、仕事以外の時間には、たいていアニメや昔の特撮なんかを見て時間を潰している。
読む気も書く気も起こらない。怠惰かつ無為な日々だ。
まあ、以前からそんなものだったのだけれど、最近はちょっとひどい。
俺はいったい何をしたいのか。
ダメだな。このままではダメ人間まっしぐらだ。
そうして見ていたアニメの中に久米田康治の『さよなら絶望先生』があった。
漫画の方は読んだことがあったけれど、アニメは初めて見た。
「絶望した!」が口癖で、すぐに死にたがる超ネガティヴ教師の糸色望と、それぞれに難アリの女生徒たちの学園ブラックギャグ漫画で……と、説明してもおもしろさは伝わらない。(説明に絶望した!)
このアニメ、本編はもちろんだが、オープニングとエンディングも印象的で、トンガってるというか、キレている。
そのオープニングの主題歌、大槻ケンヂと絶望少女達『人として軸がぶれている』がおもしろくて、耳に残ってしまった。(なんてタイトルだよ)
わかったぜ 報われぬ そのわけ
人として 俺、軸がぶれてんだ
「ブレない人」というのはたしかに立派だ。確固たる信念を持って生きている。迷いがない。
そういう人の前に立たされると、ブレてる人間はオドオドしてしまう。悪いことをしているわけでもないのに、伏し目がちになってしまう。ブレててすいません。
それならば居直れ! もう
ブレブレブレブレブレまくって
震えてるのわかんねぇようにしてやれ!
このブログを見ればわかるかもしれないが、俺もブレブレ人間だ。
いろんなことに興味を持つのはいいけれど、なにか一つのことに集中して、それに向かって突き進むということができない。どれもこれも中途半端でものにならない。なにかを成し遂げたということがない。
「二兎を追う者は一兎も得ず」というけれど、俺は三兎も四兎も追ってしまう。そして道に迷って途方に暮れる。
そんなふうにしてこの歳までやってきた。いまさらその性根が変わるとも思えない。だったら俺ももう居直るしかないかな。
なんかこの記事もブレてるな……。