何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

読書一生分

いつものようにネットをうろうろしていると、こんな言葉が目に飛びこんできた。 読書一生分プレゼント! 読書一生分? なんだそれ? 実はこれ、ネット書店「honto」の10周年企画で、抽選で1名に一生分の書籍費として101万4099円分のポイントをプレゼントする…

先祖自慢はほどほどに

先日、いつものように血圧の薬を出してもらいに病院に行った時のこと。 診察の予約時間にはまだ早かったので、診察室の前の長椅子に座って文庫本を読んでいると、後ろの席のおじさんたちの会話が聞こえてきた。 歳の頃6、70ぐらいの二人連れなのだが、会話と…

本の世界がもっと広がる

「はてな」の今週のお題が「#もしも英語が使えたら」ということなのだが、具体的に英語が使えるというのはどういうことかと考えてみると、私にとってそれは「英語が読める」ということとほとんど同義なのである。 そのほかの「話す・聞く・書く」といった能…

図書館という避難所

前回紹介した『税金で買った本』(ずいの / 系山冏)という漫画の帯には「読むと図書館に行きたくなる!」という惹句が書いてあったのだが、これは本当にそうで、私も久しぶりに図書館に行きたくなった。 考えてみればもう3、4年ぐらい図書館に行っていない…

税金で買った本

前回の記事でおもしろいタイトルの漫画を買ったと書いたけれど、それがこちら。 ずいの / 系山冏(けいやま・けい)『税金で買った本』(講談社、2021)[既刊2巻] 「税金で買った本」というのは図書館の本のことで、これはつまり図書館漫画なのである。 …

大型書店で右往左往

先日、あんまり天気が良かったので、半日かけてブックオフをハシゴ。 そこそこまあまあの買い物をした帰り道、最後の〆とばかりにショッピングモールに入っている大型新刊書店に寄った。 その書店に行くのはたぶん一年ぶりぐらいなのだが、いろいろ変わって…

夢のない夢の話

最近頻繁に仕事の夢を見る。もちろんいい夢ではない。 絶対時間内に終わらないような大量の仕事に追われている夢や、理由もわからず誰かに怒られている夢など、夢らしくシュールなところもあるけれど、その焦燥感や理不尽は生々しく感じられる。やっぱりスト…

和文タイプライター

いつものように「ヤフオク」を散策していてこんなものを買った。 『実用邦文タイプライター教科書』(龍成社) 「邦文タイプライター能率研究社」というところが編纂した100ページ余りの薄い本で、たぶん昭和26、7年ごろに出版されたものだ。 前半の30ページ…