何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

鯉のぼり

5月の初め頃、地元の田舎道を原付で走っていると、道沿いに大きな鯉のぼりを揚げている家があった。型通りに4匹の立派な鯉のぼりだったが、残念ながらその日はまったく風がなく、空を泳ぐというよりは力無く吊られているといった感じだった。 この辺りの田舎…

絵葉書を読む(その13) 気の長い将棋

久しぶりの『絵葉書を読む』第13回。今回の絵葉書はこちら。 『京都鞍馬山 源義経背比石』 源義経(遮那王)は、幼少の頃、京の鞍馬寺に預けられていたのだが、やがて奥州藤原氏を頼って寺を出奔する。その時名残りを惜しんで自分の背を比べたという石が「背…

本を漁る

今年のゴールデンウィークは3日と4日が連休になっただけであとは仕事。なので3日に出かけてきた。行き先は、今日も今日とてブックオフである。 このブログを継続的に読んでくれている人は「またかよ。ほかに行くとこないんかい?」と思うかもしれないが、そ…