何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

本を漁る

 

今年のゴールデンウィークは3日と4日が連休になっただけであとは仕事。なので3日に出かけてきた。行き先は、今日も今日とてブックオフである。

このブログを継続的に読んでくれている人は「またかよ。ほかに行くとこないんかい?」と思うかもしれないが、その通り、ほかに行くべきところも行きたいところもないのだ。

世の中には楽しいことがたくさんあるのだろうけど、私にとって一番の娯楽は(古)本漁りなのであり、すべての本屋は(新刊書店も古本屋も)遊び場なのである。大型の書店はテーマパークと言ってもいい。

本屋よりもわくわくするところを私は知らない。

 

 

今回は少し遠くにあるブックオフを2軒ハシゴした。最初に行った店舗は家からバイクで1時間半ぐらいかかる。そこから30分ほど移動して次の店舗へ。そこから家までがまた1時間半である。けっこうな距離を走ったので、帰ってきた時には首筋がガチガチになっていた。疲れた。

結果、「大当たり」は引けなかったが、まあまあの収獲だった。

しかし本屋に行ってもいつも必ず欲しい本があるとは限らない。特に古本の場合は、店に行ってみるまでどんな本があるかわからない。空振りする可能性もあるのである。効率が悪い。

 

効率よく本を買うのであればネットで検索するのが一番だ。ピンポイントで欲しい本が見つかるし、わざわざ遠くまで足を運ぶ必要もない。実際私もよく利用している。

でもそれとこれとは話が違う。

本屋に行くのが好きだと言っている人に「本を買うならネットでいいじゃない?」と言うのは、《釣り》が好きだと言っている人に「魚が欲しけりゃ魚屋に行きなよ」と言うのに等しい。そうじゃないんだ。単に魚が欲しいわけではなく、《釣り》がしたいのである。

もちろん大物が釣れればそりゃ嬉しいが、たとえ雑魚ばかりだったとしても、それはそれでいい。結果だけではなく、その過程が楽しいのだ。

 

そういうわけで私は今日も本屋に本を漁りに行くのである。

その熱量をもう少し「読む」ほうにも使いたいところだけれど。

 

今週のお題「何して遊ぶ?」