何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

寝るより楽はなかりけり

最近、休日の起床時間がだんだん遅くなっている。 寒くなってきたことに加えて、いま仕事がきつい時期なのでその疲れが出ているのだと思う。 今日も8時過ぎに目が覚めたが、そのままうつらうつらと布団の中にいて、10時ぐらいにトイレが我慢できずにしかたな…

冷蔵庫がある生活

川上卓也『貧乏という生き方』(WAVE出版、2010)という本を読んだ。(なぜそんな本を読んでいるかはお察しください) その中に「ああ、憧れの無冷蔵庫生活」という一項があって、そこで著者は、節電・節約のために冷蔵庫のない生活を目指していろいろ工夫し…

絵葉書を読む(その9) 歌は世につれ

『絵葉書を読む』第9回。今回の絵葉書はこちら。 『東京市電車』 昔の東京の路面電車の乗車風景なのだが……実は今回の話はこの絵とは直接関係がない。表の通信文に興味をひかれて購入したのだ。さっそく引用してみよう。(旧字・旧仮名遣いは現代的に改めた)…

冬が来る前に

数日前の雨以来すっかり寒くなってしまった。 もう秋の余韻を楽しむような余裕もなく、すぐにでも冬がやってきそうだ。 そんな季節に必ず頭の中で流れる曲が紙ふうせんの『冬が来る前に』である。(そのまんまだけど) www.youtube.com この曲が脳内再生され…

共産趣味

誰がつくったのかは知らないが「共産趣味」という言葉がある。 「主義」じゃないですよ。あくまで「趣味」。 ちゃんとした説明はWikipediaに丸投げするとして、私が理解している範囲で言うと、これはつまり、共産主義や左翼思想などを真面目に研究するのでは…

だれも買わない本は……

編集者でライターの都築響一さんにこんなタイトルの本がある。 『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(晶文社、2008) 内容は書評と、本や書店に関するエッセイなのだが、とりあえずそれは置いといてこのタイトルがすばらしい。 すばらし…