何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

その文章には問題があります

高橋源一郎『「読む」って、どんなこと?』(NHK出版、2020)を読む。 これはNHK出版の《学びのきほん》というシリーズの一冊で、100ページあまりの短い本だ。(帯には「2時間で読める!」と書いてある) その帯には、「作家40年、初の読書論!」とも書いて…

誰?

なにがきっかけだったのか、ふと、泉鏡花の『高野聖』を再読したくなった。 『高野聖』なら、隣の市の大型書店に行かなくても、市内の書店にあるんじゃないかと思って仕事帰りに寄ってみる。 いや、まあ、家の中を探せば2、3種類の『高野聖』は見つかると思…

気力バッテリー

最近どうにも気力がない。 仕事のない休日を無気力にだらだらと過ごしていることは以前書いたけれど、最近では仕事に対する気力も涸れてきているような気がする。これはまずい。 気力がなくなったのなら、どうにかして気力を再チャージしなければならない。 …

とりとめもなくとめどない雨

朝からずっと雨音が聞こえている。 休日の今日はほぼ一日中布団の上にいて、本を読んだり漫画を読んだり動画を見たりうたた寝したりしている。 雨は激しくなったり小降りになったりしながらも、けして止むことはない。 昨日は仕事だったけれど、豪雨の影響で…

下級武士の悲哀

子どもの頃はよく時代劇を見ていた。 とくに好きだったのは高橋英樹(敬称略、以下同じ)の『桃太郎侍』だ。 日曜の夜9時からという、子どもには少し遅い時間のテレビだったが、親がそういうところには寛容(というかルーズ)だったので、毎回楽しみに見てい…

外国のお菓子

スーパーや百均でときどき外国のお菓子を買うことがある。 もちろん高級洋菓子とかではなく、マレーシアのクッキーとかベトナムのチョコ菓子のような安い輸入お菓子だ。 しかし素朴な疑問がある。 こんな商売で本当に利益が出ているのだろうか? 私は「経済…