前回、こんな記事を書いた。
内容を簡単に要約すると、
・ブックオフのウルトラセールに行ったけど収獲はイマイチだったこと。
・大石トロンボ『新古書ファイター真吾』という漫画を読んだこと。
・本を探すのは楽しい。
・でもブックオフは最近景気が良くないようだ。
という記事だった。そしてこの記事に私が付けたタイトルが「心は孤独な(本の)狩人」である。これはカーソン・マッカラーズの『心は孤独な狩人』という小説(村上春樹訳が最近文庫化された。未読だけど)が元ネタなのだが……さて、このタイトルは適切だろうか?
なぜこんなことを言っているのかというと、「AIタイトルアシスト」を使ってみてブログ記事のタイトルの付け方を改めて考えたからだ。
「はてなブログ」ユーザー以外のために説明しておくと、「AIタイトルアシスト」というのは最近「はてなブログ」に追加された機能で、書いた記事の内容からAIがそのタイトルを提案してくれるというすぐれものである。
さっそく使ってみたところ、上の記事に対してAIが提案したタイトルが次の3つ。
①ウルトラセールで買い物の成果はいまひとつだった
②本好きが悩むブックオフの現状
③買った本と家の惨状に押しつぶされる
どうだろう? 私はこれを見て「真面目か!?」と思った。③はちょっとおもしろいけど、①と②はストレートすぎる。確かに内容にはあっていてわかりやすいが、おもしろみに欠けるように思う。
ブログを始めたばかりの頃、よく初心者向けの「ブログの書き方」みたいな記事を読んでいたのだが、そこで言われていたのが「SEOを意識したタイトルをつけるのが大事」ということだった。つまりGoogleなどの検索エンジンに引っかかりやすいタイトルをつけろということである。
具体的なことは覚えていないが、要するに、記事の内容を的確にわかりやすく表して、さらにキーワードになるような言葉を入れて……みたいなことだったと思う。
なるほどとは思ったけれど、なんだかめんどくさいし、しゃらくさい。
SEOを考えれば、私が上の記事に付けたタイトルは0点だろう。具体性がなくフワッとしてて、内容がわかりにくい。
いや、SEOを抜きにしても、元ネタを知らない人は「なんのこっちゃ?」と思うかもしれない。独りよがりの自己満足と言われても仕方ない。
しかし私は、わかりやすさよりもあえて自己満足を優先したいと思う。仕事ではなく趣味でやってるブログなんだから、それくらい好きにしていいと思うのだ。
……と、ここまで書いた時点で、今回の記事のタイトルを「AIタイトルアシスト」に尋ねてみたのだが、「タイトル生成に失敗しました」という表示が出てしまった。私の文章はAIにもわかりにくいのだろうか……。
しかし困った。最後はAIにタイトルを作ってもらって、それでオチにしようと思っていたのに。
というわけで、今回の記事のタイトルは未定です。