何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

「です・ます」問題

 

ブログを始めていままでずっと「だ・である」調の文章を書いてきました。(実際には「である」なんてあまり使いませんが)

意識してそうしたわけではなく、自然にそうなったのです。

たぶん私の文章の規範が「紙の本」の文章だからでしょう。「紙の本」はたいてい「だ・である」調で書かれています。

ところが、いろいろな人のブログを読んでいると、ブログの世界では「です・ます」調の方が優勢なのではないかと思えてきました。

 

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そこでちょっとした統計をとってみようと思い立ちました。

私が参加している「はてなブログ」の「公式グループ」に「読書グループ」があるのですが、そこの新着記事を順に100件見て、その文章が「です・ます」調か、それ以外(「だ・である」調ともいえない独特の文章もあるので)かを数えてみることにしました。(ちなみに調査したのはある平日の午前中。判断がつき難いものはノーカウント)

その結果、「読書グループ」では、

  「です・ます」調    61件

   それ以外       39件

となりました。これだけでは何も言えないので、一応比較のために「雑談グループ」も調べてみました。結果は、

  「です・ます」調    68件

   それ以外       32件

となり、「読書グループ」の結果と大差はありませんでした。

もう一つぐらい比較対象が欲しかったので、いままで一度も見たことのない「インターネットグループ」というところも調べました。

  「です・ます」調    71件

   それ以外       29件

となっています。

本当ならこの10倍ぐらいは調べないと意味がないと思うのですが、疲れたというより、飽きてしまったのでこの辺にします。(こういう真面目で地道な調査には向かない人間なんですよ)

 

ここから(強引に)類推すると、ブログの6割から7割ぐらいが「です・ます」調で書かれていると言えるのではないでしょうか。(言えませんかね?)

「です・ます」調の良さは「丁寧な感じで好感がもてる」ところだと思いますが、しかしそれがどんなブログにも合うとは限りません。記事の内容やブログの性格、方向性にもよると思います。

また、書き手自身にも合う合わないがあるように思います。私も試しにこの記事を「です・ます」調で書いてみましたが、いまひとつしっくりこないというか、なんとなくよそよそしい感じがしてしまいます。やはり慣れた言葉で書くのが一番いいのかもしれません。

 

いかがだったでしょうか?(←これ言ってみたかった!)

ブログは誰かに読まれてこそなので、わかりやすい文章を書くのはもちろん大切ですが、自分自身が飽きずに書き続けられるスタイルを見つけることができれば、長くブログを楽しめるのではないかと思います。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。(←これも言ってみたかった!)

paperwalkerでした。