数日前の雨以来すっかり寒くなってしまった。
もう秋の余韻を楽しむような余裕もなく、すぐにでも冬がやってきそうだ。
そんな季節に必ず頭の中で流れる曲が紙ふうせんの『冬が来る前に』である。(そのまんまだけど)
この曲が脳内再生されると、なんともいえない気持ちになる。
発表されたのが1977年で私がまだ小学生の時だから、リアルタイムで聴いたわけではないだろう。たぶん後年、何かのテレビ番組で聴いたのだと思う。
歌詞の内容は、夏に別れた恋人ともう一度会いたいというシンプルなもので、こう言ってはなんだが、私が共感するような要素はない。
にもかかわらず、あのイントロから歌い出しのリズムと澄んだ歌声を聴くと(思い出すと)、私には似合わない「寂しさ」とか「切なさ」とか「人恋しさ」を感じて感傷的になって、その気持ちの扱いに困ってしまう。その甘い感傷が嫌いではないのでよけいに困る。
そして、今年もまたそういう季節になったのかと思うのだ。
やっぱりいい歌だなあ。
今週のお題「秋の歌」
……というのが情緒的な「お題」の部分で、ここから先は即物的な「冬が来る前に」買っておきたい物について。
まず第一にダウンジャケット。
実は去年買い替えるつもりだったのだが、直前になって「でもまだ着れるし、もう一年ぐらい……」と思って買わなかった。私は着る物に関してはかなりケチなのだ。(自慢げに言うことじゃないけど)
しかしもう褪色もひどいし、いくら私が着る物に頓着しないといってもこれはさすがにちょっと無理か。
というわけで、まずダウンジャケットを買い替える(つもりなのだが……まだ着れないこともないのかなあ……)。
第二にスクーターのハンドルカバー。
冬の早朝のバイク通勤は本当につらくて、職場に着いたら真っ先に自販機で缶コーヒーを買って手を温めないと指が動かない。
以前からハンドルカバーがあればと思っていたのだが、あれはどうしても「オバさん」のものというイメージが強かったので、今まで寒くても手袋で我慢していたのだ。しかしもうイメージ云々とは言っていられない。
ネットで調べて見ると、最近はけっこうかっこいいのがあるみたいなので購入しようと思う。
ところで、バイク用の防寒グッズを調べているときに、通販サイトでこんな物を見つけた。
(画像はAliExpressより借用)
一瞬何なのか理解できなかったが、要するに、体の前面をすっぽりカバーする防寒具らしい。内側はたぶんフリースかボアになっているのだろう。商品説明には「レッグカバー」とあったけど、いやいや、レッグどころじゃない。
たしかに暖かいかもしれないけど、これはちょっとなあ。街中を走ってたら、絶対二度見されるやつだろう。夜なんか、これが向こうから走ってきたらちょっと怖い。
ちなみにこの画像を見た時に、私の頭に最初に浮かんだ言葉は「モビルアーマー」だった。どっかからミサイル的なものやビーム的なものが出そうな気がする。
(強引にまとめると)バイクにとって冬場は闘いなのです。