何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

新年の挨拶

 

  何となく、

  今年はよい事あるごとし。

  元日の朝晴れて風無し。 (石川啄木

 

あけましておめでとうございます。

旧年中はたいへんお世話になりました。

今年もよろしくお願いします。

 

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 ……と、挨拶も済んだところで、今年のこのブログのことを考えてみる。

といっても、去年となにも変わらない。つまりは現状維持だ。

現状維持という言葉はあまり良いイメージで使われない。変化を望まず、ただ怠惰に現行のシステムに乗っかっているという感じがする。しかし実際は、現状を維持することは何もしないことではない。何もしなければ周りの環境の変化に流されてしまう。

たとえていえば、流れる川の中で同じ場所に留まり続けるようなもので、けっこうエネルギーが必要なのだ。

このブログはだいたい週に2回ぐらいの更新頻度だが、それだって気を抜けば維持できなくなる。私は怠惰で、易きに流れがちなのでなおさらだ。

そういうわけで、当面の目標は「積極的現状維持」といったところ。 

 

ただ、記事の内容にはちょっと考えるべきところがある。

このブログはもともと「読書ブログ」として始めたもので、読んだ本のことを記事にすれば、もっとたくさん本を読むようになるかもしれないと思っていたのだが、結果は逆で、書くことに気持ちと時間を取られて、読むことがおろそかになってしまった。これではいけない。本末転倒だ。

なので、今年はもっとたくさん本を読んで、本に関する記事を多めにしたい。

 

と、年始にあたってこんなことを考えたのだが、私は有言「不」実行なので、どうなることか。

とにもかくにも、ブログを始めた頃の初心を忘れずに、今年も路地裏の古本屋のようにひっそり細々と続けていくつもりなので、おつきあいのほど、よろしくお願いします。

 

paperwalker.hatenablog.com

 

あ、それと、思うところあって試験的に「コメント欄」(承認制)を設置することにしました。まだ「ブログのマナー」(というか「ネットのマナー」)に疎いところがあって、いろいろ失礼をするかもしれませんが、ご用の方はご利用下さい。

 

今週のお題「2020年の抱負」