何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

ソビエト横断ウルトラクイズ

 

前回の記事で、70年代の後半から90年代の初めにかけて開催・放送された『アメリカ横断ウルトラクイズ』が好きだった、という話をした。

 

paperwalker.hatenablog.com

 

その記事を投稿した後に思い出したことがあるので、「おまけ」として書いておく。

 

昔、『アメリカ横断ウルトラクイズ』に対抗して、ソビエト横断ウルトラクイズ(もしくはシベリア鉄道ウルトラクイズ)というのを考えたのだ。つまりは本家『ウルトラクイズ』のパロディである。

 

ja.wikipedia.org

 

1次予選は本家と同じく後楽園球場(現在の東京ドーム)で行う。100人が通過。

2次予選は、本家の羽田空港ではなく新潟港で行う。ここで恒例の「ジャンケン大会」によって50人が予選通過。

そこから船でソ連(当時)に向かうのだが、揺れる船内で500問のペーパーテストが行われ、ここで20人ほどに絞られる。30人はユーラシア大陸に上陸することもできず、そのまま無念の帰国となる。

上陸地はシベリア鉄道の東端、ウラジオストックである。

ここから主にシベリア鉄道を使って移動しながら、沿線にある名所旧跡(よく知らないが)をチェックポイントとしてクイズを行なっていく。ポイントごとに1、2名の「敗者」が脱落していくのは本家と同じ。当然『ウルトラクイズ』名物の「ばら撒きクイズ」や「大声クイズ」もある。

そんなこんなで2週間ほどかけてソ連国内を西に横断するのだ。

決勝はもちろんモスクワ赤の広場での早押し対決だ!

……なんてことを一人で妄想して遊んでいたのである。(友達がいなかったわけではないですよ)

 

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赤の広場(画像はWikipediaより借用)

 

これを考えた当時はまだ「ソ連」の時代で、東西冷戦の時代だった。

だからもちろん実現可能などとは思っておらず、一種のブラックジョークのつもりだったのだ。(例えばウラジオストックには軍港があったので、基本的に外国人は入れなかった)

しかし今は「ロシア」の時代である。今ならひょっとしたら可能なんじゃないだろうか。(下品な言い方だが)金に物を言わせればなんとかなりそうな気がする。

もっとも、現在のテレビ局に『ウルトラクイズ』みたいな大型企画をやれる金や力があるとは思えない。どっかの酔狂な大金持ちが私財を投じてやってくれないかなあ。

まあ、私は参加しないけど。