何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

油風呂

 

子どもの頃、お盆で親戚が集まったとき、みんなで冷たい麦茶を飲んでいる中で叔母の一人が熱いお茶を飲んでいた。

なんで熱いお茶を飲んでるの? と訊くと、暑いからといって冷たいものばかり飲んでいると体に悪いから、あえて熱いものを飲んでいるという答えが返ってきた。そのときは「そういうものかな?」と思ったけれど、「暑いときには(あえて)熱いもの」というのがなんとなく頭に残った。

 

というわけで、このクソ暑いときに、あえて熱苦しい画像を用意した。

男塾名物、油風呂ッッ‼︎

 

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 (私と同世代の男性なら説明不要だと思うが )説明しよう!

「油風呂」とは、宮下あきら『魁‼︎ 男塾』に出てくる、男を極めるための訓練(?)の一つだ。

油をいっぱいに満たした金ダライの中に入って座り、下から火を焚く。油温はどんどん上昇するが、油面にはロウソクを立てた小舟が浮いていて、ちょっとでも身動きすれば倒れて引火してしまう。そのロウソクが燃え尽きるまで微動だにせず耐えなければならない。

これが男塾名物「油風呂」である。

知らない人は「アホか」と思うかもしれないが、いいんです、『男塾』だから。

 

40度を超える酷暑でも、「油風呂」にくらべれば屁でもない……わけないか。

 

念のために書いておきますが、良い子はぜったいマネしないように。

 

今週のお題「暑すぎる」