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何を読んでも何かを思いだす

あてのない読書、あてにならない感想、その他。

詩歌再入門

 

ときどき詩や短歌を引用しているぐらいだから、そういうものが好きではあるのだが、その一方で、少しばかり苦手意識も持っている。

いや、苦手というのは正確ではないな。なんというか、詩歌を前にすると少し緊張してしまい、小説やエッセイを読むときのようにリラックスした気持ちになれないのだ。

たぶん私の中で、詩歌は「難しいもの」だからがんばって「理解しなければならない」という気持ちが強すぎるのかもしれない。学校の国語の授業の続きのような。

「考えるな、感じろ」じゃないけど、もっと、こう、気楽に付き合いたいといつも思っていた。

 

では、どうすればもっと詩歌と親しくなれるのか?

やっぱりいろいろな詩歌をたくさん読んでいくしかないのではないかと思う。馬鹿みたいに当たり前のことを言っているけれど、結局のところ経験値を上げるしかないのではないか。

いままでは、ちょっとおもしろそうだと思ったものを、つまみ食いするようにちょこちょこ読んできた。それはそれで楽しいのだが、もう少し意識的に幅広く、体系的に、でも勉強臭くならないように読んでいきたい。

 

そう考えて、前から欲しいと思っていた本があったのだが、最近ヤフオクに手頃な値段で出ているのを見つけて思い切って買った。それがこちら。

『日本の詩歌』全30巻+別巻1中央公論社、1967-70) 

 

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近代以降の詩人と詩を網羅した文学全集だ。他の同様の全集よりも短歌や俳句に多くの巻を当てているように思う。

この全集には文庫版があって、置き場所の問題からそっちの方を考えていたのだが、結局元版の単行本で買った。

単行本は薄紫が基調になっていて、それがなんとなく乙女な感じ(?)でいい。ちなみに本文ページも、下段の「注」が同じく薄紫で印刷されていて、なかなか凝っている。

 

ついでに言えば、値段は(送料込みで)ユニクロの「ウルトラライトダウン」のジャケットとほぼ同じくらい。

いやあ、いい買い物をした、古本は本当に安上がりでいい趣味だなあ、と自分に言い聞かせているところだ。もっとも、これが本当の意味で「いい買い物」になるためには、積まずにちゃんと読まなければならないのだが。

まあ、ちょっと早いけれど、今年のセルフ・クリスマスプレゼントということで。

さて、来年のセルフ・お年玉では何を買おうかな……。

 

今週のお題「2019年買ってよかったもの」