何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

できれば使いたくなかった物

 

このあいだ会社で健康診断があった。

私はほかにこの手の検査を受けていないので、年に一度のこの健康診断がある意味楽しみだったりするのだが、今年はちょっと気が重くなってしまった。

血圧が高い。

以前から高めの数値ではあったのだが、ここ2、3年で右肩上がりに高くなり、今年に至ってはちょっとシャレにならない数値になってしまった。

たぶん後日、病院に行けという指示が出て、薬を処方されるのだろうなあ。いや、もう自主的に行った方がいいかもしれない。

気は進まないけれど、そうも言っていられないようだ。

 

遺伝や加齢といった、自分ではどうしようもない原因はともかくとして、やっぱり問題は生活習慣なのだろうか。

私はタバコを吸わないし、今は酒も飲まないので、あとは不規則でいいかげんな食事、睡眠不足、運動不足などが考えられる。(ストレスというのもあるけれど、これも半分以上は自分でどうしようもないことのような気がする)

 

生活習慣を見直すと同時に、家でも毎日血圧を計るようにしてください、と、健康診断の医師にやんわりと命令された。

うわっ、めんどくせー、と思ったが、私は神妙な顔でうなずいた。

そして家に帰って押し入れからこんな物を出してきた。 

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数年前、やはり血圧が高かった父のために買った血圧計だ。父が亡くなってからはずっとケースに入れっぱなしで埃をかぶっていたのだが、まさか自分が使うことになるとは思わなかった。

亡き父の形見が血圧計というのは、どうもカッコイイ話ではない。

「親譲りの無鉄砲」なら古典的名作になるかもしれないが、「親譲りの高血圧」ではどうにもならない。

 

電池を交換してスイッチを入れてみると、ちゃんと作動する。型は少し古いかもしれないが、まだ使える。あんまり使いたくないけど、しょうがない。しばらくはこれで血圧を計ることにしよう。

長く使うことになるかもしれないな。これを「定番グッズ」にしたくはないのだが……。

 

 

 今週のお題「私の定番グッズ」