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何を読んでも何かを思いだす

あてのない読書、あてにならない感想、その他。

姫女苑(ひめじょおん)

 

季節を代表する花というものがある。春なら桜、夏なら向日葵(ひまわり)みたいな。

いまの時期なら、多くの人が思いうかべるのは紫陽花(あじさい)だろうか。

私の場合、この時期の花といえば、なんといっても姫女苑(ひめじょおん)である……といっても、たいていの人はピンとこないかもしれない。

こういう花だ。

 

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なんだ、その辺に生えてる雑草じゃないか、と思うかもしれない。

その通り。この時期よく見かける代表的な「雑草」だ。うちの荒れ放題の庭にもたくさん咲いている。しかも去年に比べて今年はまた一段と多い。

この白い小さな花が咲きはじめると、今年も夏が来るなあという気がするのだ。

 

このどこにでもある花の名前を知りたいと思ったのは一昨年のこと。

ネットで検索すると簡単にわかった。それを記事にしたのがこちら。

 

paperwalker.hatenablog.com

 

いままでまったく意識していなかったのに、急にこの雑草の名前を知りたいと思ったのは、たぶんブログを始めたからだ。

ブログに書くネタを探すために、身の回りのことにちょっとばかり注意深くなったからだと思う。ブログの「効用」と言っていいかもしれない。

もちろん庭に生える雑草の名前を知ったからといって、なにか得をするわけではない。生活が大きく変化するわけでもない。

しかし、大げさに言えば、その花の名前を姫女苑だと知る前の私と知った後の私では、「世界」の見え方がほんの少し違うのだ。姫女苑という名前を知ることで、私の「世界」が更新されたと言ってもいい。

それがどんな些細なことであれ、なにかを知ればその人の「世界」は更新される。そうやって私たちは毎日を生きている。(もっとも、知ることが必ずしも幸福につながるとは限らないが)

ブログを書く、更新するというのは、そうやって自分自身に「世界」の更新を促すことなのかもしれない。

 

なんだか話が抽象的になってしまった。

ついでと言ってはアレだけど、はてなの「今週のお題」が「575」ということなので、姫女苑を俳句(のようなもの)に詠んでみた。姫女苑は歴とした夏の季語だ。

 

  姫女苑名を知る人の稀にあり

  廃屋に咲く花もあり姫女苑

  姫女苑人に諂(へつら)うこともなく

  白い花に白い蝶来る梅雨曇り

 

今週のお題「575」