何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

ルパン三世 VS キャッツ・アイ

 

ネットをうろうろしていたら、こんなニュースを見つけた。

 

nlab.itmedia.co.jp

 

なんとAmazon Original でルパン三世キャッツ・アイのコラボ映画が作られるらしい。

これは私ぐらいの年代のアニメ好き・漫画好きにはたまらない豪華な組み合わせだ。

 

 

いまの若い人たちが『キャッツ・アイ』と聞いてピンとくるかどうかは知らないが、この漫画の連載が『ジャンプ』で始まった時は衝撃的だった。(連載は1981~84、アニメは1983~85)

とにかく絵が違う。当時の少年漫画の絵ではない。まーオシャレというかスタイリッシュというか、泥臭さがぜんぜんない。当時の『ジャンプ』では(いい意味で)浮いていた。(唯一近い感じがしたのは『コブラ』だろうか)

少年漫画で主人公が女性(少女ではなく大人の女性)というのも珍しかったと思うが、その職業(?)が泥棒で、仕事の時はレオタードを着用するというのがなんとも……。(当時はエアロビクスが流行っていた)

ストーリーもアクションあり、恋愛ありで、中学生だった私は夢中になって読んだものだ。

また杏里が歌ったアニメの主題歌は、アニソンであるにもかかわらずオリコンや歌番組で1位になって話題になった。

あれから40年か……。

 

(最初のジャンプ・コミックス版)

 

ルパンは以前コナン君とも共演しているし、今度のコラボも期待しているのだが、心配なのがキャラクターデザインで、両者の絵の雰囲気はだいぶ違うような気がする。そこはうまく擦り合わせるのだと思うが、変な方向に行かなければいいなあ。

それにしても、こういう作品の枠を越えた(ついでに大人の事情も越えた)共演というのはワクワクする。昔で言えば『ゴジラガメラ』とか。

 

この映画が好評だったら、次は『ルパン三世 VS シティーハンター』なんてことになるかもしれない。それもおもしろそう。

もっともルパンとリョウ(*)なら、敵対するより意気投合するかもしれないな。

どっちも女好きだし。

  *リョウは〈けものへん〉+「尞」