何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

2022-06-19から1日間の記事一覧

おもしろがる才能

引き続き尾崎一雄(荻原魚雷編)『新編 閑な老人』(中公文庫、2022)を読んでいる。 この本は短編と随筆で構成されているのだが、一番最後に「生きる」(1963)という短い随筆が収録されている。 この中で尾崎は「私は退屈ということを知らない。何でも面白…