何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

2019-12-14から1日間の記事一覧

人間の《芯》

去年今年貫く棒の如きもの(高濱虚子) 私が学生のとき、文学の科目で半年ほど俳句についての講義があった。近現代の有名な俳人の句を数句ずつ取り上げて解説していくような授業だ。 当時の私は俳句というものにまったく興味がなくて、授業もただ単位を取る…