何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

料理は「女子力」ではなく、「人間力」です

 

20代の頃はかなり太っていて、不健康が服着て歩いているようなものだった。

30代の頃に、ちょとした思いつきでダイエットしてみたら、これが本当に痩せてしまった。

40代に入り、生活環境の変化などで少しリバウンドしたものの、今のところは「ちょっと太め」ぐらいをキープしている。

今まで入院するような大きな病気になったこともなく、ついでに言えば大きな怪我もなく、まあまあ息災に生きてきたつもりだ。

このままでいいんじゃない?……と思っていた。今までは。

 

最近、なんかしんどい。

疲れがとれない、というか、ずっと疲れているような気がする。

風邪もひきやすくなった。以前は市販の薬を飲んで一晩寝ればたいてい治っていたのだが、最近はなかなか治らない。

目がかすみ、ぼーっとしていることが多くなり、集中力がなくなり……。

まあ「老化」と言ってしまえばそれまでだが、これまであまり体のことを気にしなかったツケが回ってきているのかもしれない。

あとどのくらい生きるのかしらないが、駄目になったからといって新しくするわけにもいかないのが自分の体だ。なんとか「補修」しながら生きていかなければならない。

 

前置きが長くなったが、そういうわけで生活習慣、とりわけ食生活を見直さなければ、と思っている。

そこで参考にしたいのが、こちら。

魚柄仁之助『ひと月9000円の快適食生活【文庫版】』(飛鳥新社、2015 / 元版は1997)だ。

 

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この本は「ひと月9000円」というところが注目されたのか、元版の単行本はかなり売れたらしい。

しかしこれは節約を目的とした本ではない。「ひと月9000円」はあくまで結果であって、目的は安全で健康的な食事を簡単に(短時間で)自分で作れるようになるということ。

もちろん、毎日3食全部自炊できる人は少ないと思う。私も無理だ。

しかし、1食だけでも、休日だけでも自分が食べるものを自分で作ってみるのは意味のあることだと思う。

最近では料理ができることを「女子力」が高いなどというけれど、料理は「女子力」ではなく「人間力」だからだ。

 

えさを獲る必要がなくなった動物園のライオンは自活できなくなり、給餌の時間を待って食べるだけの家畜化された「百獣の王」となる。一日三度の食事を他人に任せる(外食などの非自炊)人間も、同様に家畜化されていく。完全無欠の栄養食というものが仮にあったとして、それを体内にとり入れていれば「健康管理は万全さっ!」とでも思ってるんでしょうか、今の日本人は?(p.374)

 

健康長寿のための食養生とは「何を食べればいいのか?」ではなく、「どんな食生活習慣を続けていくか?」が重要なんです。(p.375)

 

 

というわけで、ヨーグルトが体にいいのは知っているし、嫌いではないのだが、「ヨーグルトさえ食べていれば安心」というわけでは、もちろん、ない。

さて、とりあえず、ヒジキと切り干し大根でも買ってくるか。

 

 

 

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