何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

ブログはタイムカプセル

 

はてな」の今週のお題が「自分に贈りたいもの」ということなのだけど、このブログを長く読んでくれている人なら「あんたのことだから、どうせまた本なんだろ?」と思うかもしれない。

ああ、その通りだ。

実際に本以外にあまり欲しいものが思いつかない。いい大人がそれもどうか? とは思うけれど。

しかしその答えでは当たり前すぎておもしろくもなんともない。

 

そこでちょっとひねって、現在の自分ではなく「未来の自分に贈りたいもの」はないだろうかと考えた。

そして思いあたったのがこのブログである。

 

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私がいつまで生きるかはわからないが、そうだな、さしあたって約20年後、70歳の自分を対象にしてみよう。

その70歳の自分が、ある日、ひょんなことで昔書いていたこのブログを思い出す。

さすがに20年後には「はてな」もなくなっているだろうし(失礼)、あるいはブログという文化そのものがなくなっているかもしれない。(今でさえオワコンと言われているのだし)

どういう形で保存しておけばいいのかわからないけれど、とにかくなんらかの形で残しておいたこのブログの存在を思い出すわけだ。昔どこかに埋めておいた「タイムカプセル」を思い出すように。

 

20年前、50歳の時に書いていたこのブログを読んで、70歳の私は何を思うだろう。

私のブログは日記ブログではないし、時事ネタもあまりあつかわないけれど、それでもやはりその文章の端々に時代の刻印みたいなものが押されているだろう。

そういえばあの頃は……と、昔を懐かしむ縁(よすが)ぐらいにはなってくれるはずだ。

そう考えると、こんなとりとめのない駄文でも書いておく意味があるのかもしれない。たとえ「黒歴史」になったとしても。

せいぜい今のうちにいろいろな記事を書いて、ブログというタイムカプセルの中に入れておこう。

 

20年後の私が、この『何を読んでも何かを思いだす』というブログを読んで、何かを思い出してくれたらいいなと思う。

 

今週のお題「自分に贈りたいもの」