何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

年齢のこと

 

フィンランドの新しい首相に34歳の女性が就任するらしい。

 

www3.nhk.or.jp

 

日本の政治家の中では比較的若く見える安倍さんでも65歳だから、親子ほど歳の差がある。日本ではちょっと想像もできないことだ。

 

何事も若ければいいというわけではなく、また若いからダメだと決めつけるわけにもいかない。逆に、歳をとっていれば(以下同文)。

それぞれの仕事によって求められるものが違ってくるし、個々人の能力や性質を無視して年齢だけで適性を判断することはできない。

とは思うものの、こういう若い人がある分野で中心になるというニュースを見ると、なんだか自分が世界の端っこの方に追いやられていくような気がしてしまう。

 

大相撲の横綱が自分より歳下だと気づいてショックを受けた、という話はよく聞く。イチローだってずっと歳下だ。

まあ、スポーツの世界はちょっと特別だとしても、たとえば会社で新しく赴任して来た上司が自分よりずっと歳下だとしたらどうだろう。

私は、上司というのはそういう役割の人に過ぎないと思っているから、特にどうとも思わないけれど、人によってはやっぱりやり難いとか、はっきり言って嫌だと思う人もいるかもしれない。

 

その歳なら知ってて当然とか、できて当たり前と思われていることがある。

私の場合、そういうことはたいてい知らないし、おおかたできない。そして常識がないといって呆れられる。

いくつになっても知らないことは知らないし、できないことはできないのだが、世の中的にはそれではダメらしい。(知らなくてもいい無駄知識はけっこうあるのだが)

 

私はいま50歳だけど、この年齢がどうにも中途半端な感じで落ち着かない。

若いわけではないが、年寄りというほどでもない。

なんだかいつにも増してとりとめのないことを書いているけれど、要するに、複雑なお年頃なのです。