何を読んでも何かを思いだす

人生の半分はフィクションでできている。

零細ブログと検索流入

 

昨夜、仕事で遅く帰ってきて、いつものようにブログの「アクセス解析」をチェックする。

 

私は毎日投稿しているわけではないので、記事をアップした日としていない日とではアクセス数が違ってくる。アップしていない日はだいたいいつも一桁だ。

いま画面越しにいくつもの失笑が聞こえたけれど、まあいい。

アクセス数を気にしていないわけではない。ブログを始めた頃より、今の方がずっと気にしている。私もいつのまにかアクセス数を上げるゲームに参加してしまっているというわけだ。そういう自分を嫌だなあと思う反面、アクセスが多い時はやっぱり素直に嬉しい。

といって、アクセス数を上げるために何かしているというわけでもない。今のペース(だいたい週に2記事)を維持するだけでいっぱいいっぱいだ。毎日投稿している人は本当にすごいと思う。

 

いや、今回は数字の話ではなかった。

その「アクセス数」の下の、「最近のアクセス傾向」になんとなく目をやる。

ここはあまり変化がないので、頻繁にチェックするわけではないのだが……おや?  なんだろう?  どこかで見たことのあるカラフルな「G」の文字が……。

Google

これはあれか?  いわゆるGoogleからの「検索流入」というやつか?  初めて見た。

 

私も一応「検索流入」というものがあることは知っている。

アクセス数を上げるためには検索流入を増やすことが必須だ、みたいなことを言ってる記事もよく見かける。しかし到底自分に関係があることとは思えなかった。なにせ一桁の零細ブログなのだ。

いったいどんな記事が検索に引っ掛かったのかと思い、「アクセス先ページ」をみてみる。なるほど、この記事か。

 

paperwalker.hatenablog.com

 

70年代を代表するプロテニスプレーヤー、ビヨン・ボルグについて書いた記事だ。一ヶ月ほど前に書いている。

実はこの記事を書いた時には知らなかったのだが、昨年(2018年)の8月にボルグとマッケンローをテーマにした映画『ボルグ/マッケンロー  氷の男と炎の男』が日本で公開されている。(製作は2017年、スウェーデンデンマークフィンランド合作) ちょっとだけタイムリーな記事だったのだ。

 

検索された記事はわかった。

そこで今度は実際にGoogleで検索してみようと思い立った。

「ビヨン・ボルグ」と入力して検索!

……が、どこまでいっても私の記事など出てこない。おかしい。かなり下位の方まで見てみたのだが、影も形もない。何かの間違いだったのか。

そこで今度は「ビヨン・ボルグ  自伝」で検索してみる。……おお、あった!  しかも上から3番目。ちゃんとブログの名前も出ている(当たり前か)。

 

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こういうこともあるんだなあ。 思わず記念にスクショを撮った。

嬉しくなってちょっとはしゃいでしまったようだ。

またどこからともなく失笑が聞こえてくる。

まあいいじゃないですか。

たぶん最初で最後のことだから。